古い座敷灯籠の寄贈がありました
六月中旬に東京都八王子市にお住まいのO様より、古い座敷灯籠が民芸館に送られてきました。
作品には、制作者 松本保 と書かれていました。
灯籠師系譜の中にお名前が入っていますが、生没年不詳と書かれています。
この機会に、松本保氏のことを少し調べてみました
山下昭三郎氏(灯籠師山下辰次氏のご子息)編纂の「山鹿灯籠史」によると大正時代中期
民間団体「明正会」の活動として、灯籠制作者の後継者作り灯籠講習をやっていた。
そこには、小学校5年から6年生、高等小学までの50名程の少年たちが集まって熱心に金灯籠の講習をうけていた。松本保氏はそこで灯籠造りを学んだらしい。 (添付ファイルに続く)