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灯籠師紹介

灯籠師紹介

山鹿灯籠を制作する職人は「灯籠師」と呼ばれ、師匠のもとで約10年の修行を積んだ者だけが一人前の灯龍師として自分の名前で奉納灯籠を制作することができます。現在の灯籠師たちは、昭和初期に活躍し、山鹿灯籠の基礎を確立した灯籠師・松本清記の流れを汲み、伝統技術を守り続けています。その一方で、単に継承するだけでなく、灯籠師一人ひとりの工夫と探究心が山鹿灯籠の創作と発展を支え、新たなアイデアを取り入れながら、今もなお進化を続けています。

  • 中島 光代

    中島 光代

    山鹿市が灯籠師の減少を懸念して行った後継者育成事業の灯籠制作教室に参加した事をきっかけにこの道に入る。40歳で中島清の父、中島二人に師事。 伝統とはそれを大事に思う者が受け継ぎ温め、そして後世に引き渡すことで繋がっていくと考える。先人が温めてこられたものを、私に繋げてくださったように、自分もしっかり温め次につなげていけたら幸せだと思う。

    中島光代工房

    お問い合わせ:山鹿灯籠振興会

  • 牛嶋 富士子

    牛嶋 富士子

    灯籠制作教室修了後、恩師の徳永正弘の下で本格的に灯籠制作を学ぶ。先生の理不尽と思える要求にもなにくそと対応してきたこともある。今思えばその当時の教えが今の自分を支えている。丁寧な仕事を心掛け、師に恥じない作品づくりを行っていきたい。

    牛嶋富士子工房

    お問い合わせ:山鹿灯籠振興会

  • 今村 時子

    今村 時子

    灯籠制作教室に参加し、和紙と糊だけで組立てて完成した作品に魅了され、この道に入る。徳永正弘に師事。先人が山鹿灯籠の伝統を長年に亘り守って来られたことを引き継ぎ伝承していきたいと思う。持ち前の几帳面さと手際の良さは師匠譲りかもしれない。

    今村時子工房

    お問い合わせ:山鹿灯籠振興会

  • 田中 久美子

    田中 久美子

    長い間地元の企業に勤務していたが、一念発起し灯籠制作教室に参加。生涯の仕事として灯籠師をめざす。中島清に師事。生活に溶け込む形の山鹿灯籠を作りたいと思っている。後継者指導を行っているが、まだまだ自分自身が学ぶべきことの多さを痛感している。自分の作品で一番気に入っているのは「磯野家住宅」。制作している間とても楽しかった。見学に来た児童から「仕事で工作が出来ていいなぁ」と言われた。そうか子供の頃の夢がかなっているんだと気づいた。

    田中久美子工房

    お問い合わせ:山鹿灯籠振興会

  • 中島 弘敬

    中島 弘敬

    代々山鹿灯籠師を引継ぐ家系に生まれ、幼い頃から灯籠が身近にある環境で育つ。 会社勤めをする中で、次第に灯籠師の道への想いが募り、祖父・中島二人と父・中島清の技を継承することを決意。 山鹿灯籠の伝統を守り、新たな時代へと繋げるため日々制作に邁進中。 師匠から受け継いだ技を決して絶やすことなく、磨き続け、 未来へと繋げるため、日々精進して行きたい。

    山鹿灯籠の店 なかしま

    〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1588
    TEL 0968-43-2659 / FAX 0968-44-0781

  • 坂本 ゆかり

    坂本 ゆかり

    初めて山鹿灯籠を見たときに、その美しさと造りの精巧さに感動し灯籠造りに憧れ、灯籠制作教室を経て中島清に師事。私自身が初めて灯籠を見たときに感動したように、誰かに感動して見てもらえるような灯籠を作りたい。灯籠造りの伝統を受け継ぎ、確かな技術を身に着け、一生懸命精進したい。

    坂本ゆかり工房

    お問い合わせ:山鹿灯籠振興会

  • 中村 潤弥

    中村 潤弥

    幼少期からものづくりに興味があり、中学生の時に授業の体験学習で金灯籠を制作。地元の工芸である灯籠師という仕事にあこがれを抱く。徳永正弘に師事。自分が表現したいものを紙だけで形にしていくという自由度の高い作品づくりが魅力。決まったルールの中でどれだけ表現できるかは自分の力量次第なので、作るたびに山鹿灯籠の難しさ、奥深さを痛感している。見た人の心に残る作品を生み出していきたい。

    山鹿灯籠 中村制作所

    〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1375
    TEL 0968-31-0087
    メール:山鹿灯籠振興会